44才。
いや、改めて眺めてみると、立派なおじさん。
楽器でも車でもなんでも、メンテナンスが必要。
このおじさんも、これから頑張ってもらわなきゃいかん、ということで、先日、生まれて初めての、内視鏡検査、いわゆる胃カメラってやつ、行ってきた。
朝イチの病院にて。
薬水を飲み、なんかわからん注射を打たれ、喉に麻酔をシュッ!と。
麻酔が効いてきたころ、名前を呼ばれ、ベッドに横たわる。
まな板の上の鯉。
もう、好きにして。
もうね、想像通り、いや、想像以上に苦しい。
「はい、入りますよ~」と、口に管を通す先生。
これが、なかなか入らなくて。
もう、えずくえずく。
とにかく、喉を通るのが苦しくて。
涙もよだれも鼻水もダラダラ流しながら、異物を受け入れる。
そばに、検査技師の方が付き添ってくれて。ずっと、背中さすりながら、励ましの言葉を投げ掛けてくれる。
「鈴木さん、いいですよー」
「苦しいですね。一回おえってしちゃいましょ」
「そうです、そうです、あーいいですねー」
………。
俺が女なら、この優しさに落ちるだろう、な頼もしさ。
あの時の俺なら、
「金貸して。返さないけど。」
と言われても、うんうんと答えただろう。
とにかく我慢の10分間。
結果、
「ちょっと胃が荒れてますね。飲み過ぎですね、鈴木さん。」
と。
そんなもん、胃カメラで見なくてもわかりますとも。
それ以外は、どこもとても綺麗だとのこと。
一安心。
午後には、歯医者に行き、治療&クリーニング完了。
もともと、虫歯になりにくい歯らしく。親に感謝。
ひとまずメンテナンス完了。
これで、もう少し動けそうです(笑)。